【戦国プロフ帳】前田利家

			名前	前田利家
			生年	1539年1月15日
			没年	1599年4月27日
			出身	尾張国
			所属	織田家臣
異名	犬千代、槍の又左		武器	–
両親	父：前田利昌、母：長齢院		兄弟	利久、利玄、安勝　ほか
配偶者	正室：まつ、側室：福寿院　ほか		子	利長、豪、千世　ほか
辞世の句	–

主な戦歴

西暦	元号	合戦名		対戦相手
1552年	天文21年	萱津の戦い		織田信友
1556年	弘治2年	稲生の戦い		織田信行
1558年	永禄元年	浮野の戦い		織田信賢
1560年	永禄3年	桶狭間の戦い		今川義元
1561年	永禄4年	森部の戦い		斎藤龍興
1567年	永禄10年	稲葉山城の戦い		斎藤龍興
1569年	永禄12年	大河内城の戦い		北畠具教
1670年	元亀元年	金ヶ崎の戦い		朝倉・浅井軍
1570年	元亀元年	姉川の戦い		浅井・朝倉軍
1570年	元亀元年	春日井堤の戦い		本願寺軍
1573年	天正元年	一乗谷城の戦い		朝倉義景
1574年	天正二年	第三次長島一向一揆		本願寺軍
1575年	天正三年	長篠の戦い		武田勝頼
1582年	天正10年	魚津城の戦い		上杉軍
1583年	天正11年	賤ケ岳の戦い		羽柴秀吉
1583年	天正11年	北ノ庄城の戦い		柴田勝家
1584年	天正12年	末森城の戦い		佐々成政
1585年	天正13年	富山の役		佐々成政
1590年	天正18年	小田原征伐		北条軍

その他の足跡

• 1551年1月　織田信長に仕える
• 1558年　赤母衣衆筆頭に選抜される
• 1558年　正室・まつと結婚する
• 1559年　同朋衆の愛智拾阿弥を斬殺して出仕停止処分になる
• 1560年　桶狭間の戦いに個人的に参戦し首級を上げるも、許されず
• 1561年　森部の戦いに参戦し、戦功が認められて帰参を許される
• 1569年　兄から家督を引き継ぐ
• 1574年　柴田勝家の与力となる
• 1575年　一向一揆鎮圧の功で、越前府中3万3000石を与えられる
• 1575年　北陸方面軍に従事する
• 1581年　能登一国を与えられ、七尾城に入る
• 1582年　七尾城を廃城し、小丸山城を築く
• 1583年　賤ケ岳の戦いの半ばで撤退。柴田軍敗北の要因となる
• 1583年　北ノ庄城の先鋒となり、戦後加賀2郡を加増され、金沢城に入る
• 1585年　富山の役後、嫡子・利長に越中3郡が加増。前田家の石高が76万を超す
• 1586年　羽柴姓を下賜される
• 1586年　畿内守備となる
• 1588年　豊臣姓を下賜される
• 1590年　参議に任命される
• 1598年　嫡子・利長に家督を譲り、隠居する
• 1598年　五大老の一人に任命される
• 1599年　病のために死没

覚え書き

• 元服前の萱津の戦いで首級をあげた
• 稲生の戦いで顔に矢が刺さり負傷するも、そのまま戦い続けて信長に褒められた
• 正室のまつは結婚当時12歳と、戦国時代にしても若すぎる嫁入りとなった
• 拾阿弥を斬殺したのは、まつから貰った笄を盗られたことや、その後も侮辱続けたことが原因と言われている
• 拾阿弥は信長の寵愛を受けていたため、斬殺の際には切腹を命じられたが、柴田勝家らの取り成しで出仕停止処分に減刑された
• 体格に優れ、身長はおよそ182㎝あったとみられる
• 坂本城に幽霊が出ると聞きながらも天守で一晩過ごし、豪胆のものと称賛された
• 豊臣秀吉とは長きにわたり友人関係を築いていた

登場作品

漫画・アニメ

• 『花の慶次』隆慶一郎原作、原哲夫作画、集英社、1990年-1993年
• 『信長の忍び』重野なおき、ヤングアニマル、2008年-
• 『信長協奏曲』石井あゆみ、小学館、2009年-
• 『ねこねこ日本史』そにしけんじ、実業之日本社、2014年-

ゲーム

• 「戦国無双シリーズ」コーエーテクモゲームス（戦国無双2猛将伝から登場）

参考文献

• 『現代語訳　信長公記』太田牛一著、中川太古訳、新人物文庫、2013年
• 『織田信長の家臣団――派閥と人間関係』和田裕弘、中央公論新社、2017年
• 『織田家臣団の系図』菊地浩之、角川新書、2019年
• 『加賀藩史料　第1編』石黒文吉、
  国立国会図書館デジタルコレクション（https://dl.ndl.go.jp/pid/1123721/1/20）